こんにちは、ヤマトです。
「放送から37分後、手錠をかけられて連行された」
日本経済新聞の画面に、こんな見出しの記事が出ています。
書かれているのは、実業家の堀江貴文さんが番組の生放送のあとに連れて行かれた、という内容でした。
読み進めると、途中からDvukraldoという投資プラットフォームの話に変わります。
そして登録すると、入金先はEnvessa Marketsという海外の取引サービスになります。
ヤマト 私のLINEにも「堀江さんが捕まったって本当ですか」という質問がいくつも届きました。
Envessa Marketsに口座を開くのはおすすめできません。
私のLINEでは、投資や副業の相談を受けています。
もう名前と電話番号を入れてしまった方も、入れる前に迷っている方も、いまの状況を聞かせてください。
Envessa Marketsに口座を開くべきではない|結論
Envessa Marketsは危険で、私なら口座は作りません。
案内してくる記事そのものが、新聞社をまねて作られた広告だからです。
その記事の先頭が、これです。

日付は2026年8月20日、分類は「経済」。
見た目は本物の新聞社の記事とほとんど変わりません。
ただ、この記事が置かれていたのは新聞社のサイトではありませんでした。
しかも今この住所を開くと、ページごとなくなっています。
ヤマト 数日で消えるページに、新聞社の名前だけが借りられていました。
そして記事の終わりには、40,000円を入金するための登録フォームが置いてあります。
この記事の目的は、そこまで読ませることでした。
私は登録から入金の直前まで進めて、Envessa Marketsの側で何が起きるのかを確かめています。
会社の設立日も、手数料も、返金の条件も、公式サイトの書類に全部書いてありました。
同じ記事を見て気になっている方は、動く前に一度、私に聞いてください。
LINEでできること
Envessa Marketsを案内する堀江貴文の記事はどこから出てきたのか
新聞社をまねて作られた広告用のページから出ています。
本文と写真の作り込みが、これまで見てきた広告の中でもかなり細かい部類でした。
日本経済新聞をまねた作りで日付は2026年8月20日
記事の中身は、番組の生放送の書き起こしという形になっています。

司会者と日本銀行の総裁と堀江さんが話し、総裁が席を立ち、堀江さんが連れて行かれる。
そういう流れが、時刻つきで細かく書いてあります。
登場する人はすべて実在の方ですが、この場面自体がありません。
写真も、作られたものが使われていました。
この住所が取られたのは2026年6月24日で、すでに開けなくなっています。
久米宏の名前を使った同じ作りの記事もある
同じ形の記事が、もう1つ用意されていました。

久米宏さんが遺した資産の話、という体裁です。
久米さんは2026年1月1日に81歳で亡くなられています。
その訃報を使って、同じプラットフォームの宣伝が作られていました。
こちらの記事の終わりにも、まったく同じ案内が置かれています。

読ませる話は違っても、着地は1つです。
ヤマト 亡くなった方の名前まで使うのは、さすがに見過ごせません。
では、その登録の先で何が起きるのか。
Envessa MarketsとDvukraldoはどういう関係なのか
広告ではDvukraldoという名前ですが、実際の口座はEnvessa Marketsのものになります。
記事の中で繰り返し出てくるのはDvukraldoという名前です。
ところが登録したあとに届くメールの差出人は、Envessa Marketsでした。
名前が入れ替わるところは、この副業でいちばん分かりにくい部分です。
登録すると24時間の待ち時間と電話の案内が出る
登録の手順は、記事の中に6段階で書いてあります。

3番目に「必ず電話に出てください!」とあります。
締め切りは、その記事を保存した当日と同じ日付でした。
実際に名前とメールアドレスと電話番号を入れると、次の画面に変わります。

23:59:52 から減っていくカウントダウンと、「電話をお待ちください!」のボタン。
先に進む手段は、電話に出ることだけです。
LINEでいただいた話では、その電話は日本語が少したどたどしい担当者だったそうです。
会話の中身は、口座の開設と入金の案内だけだったとのことでした。
電話番号を渡すと、そこから入金までを電話で案内される流れになります。
残り枠の数字は開くたびに変わる
登録フォームの上には、残りの枠が出ています。

このときは322と出ていました。
同じ日に保存した別のページでは、こうです。

317に変わっています。
日本語も崩れていて、322のうち800がすでに埋まっている、という計算になりません。
ヤマト 数字はその場で作られていて、実際の残り枠とは関係がなさそうです。
急がせる表示に押されないことが、ここでは一番大事になります。
Envessa Marketsを運営するPrototech Online Ltdを調査
コモロ連合アンジュアンで登録された、2025年秋にできたばかりの会社でした。
会社の情報は、公式サイトが公開している書類の中に書いてあります。
会社ができたのは2025年10月9日
手数料の書類の1ページ目に、設立の日付がありました。

Prototech Online Ltd は2025年10月9日設立と書かれています。
サイトの住所が取られたのも2026年2月19日で、まだ半年ほどです。
ここで、偽の記事の中身をもう一度見てください。
久米さんは「2年間で12億円を稼いだ」ことになっています。
孫正義さんも「6か月前から使っている」と話す場面がありました。
2年前も6か月前も、この会社はまだ存在していません。
規制はコモロ連合アンジュアンの金融庁
公式サイトは「信頼できる完全規制ブローカー」と書いています。
その規制の中身が、これです。

アンジュアン・オフショア金融庁という、コモロ連合の機関です。
アフリカ東側の島にある当局で、日本の当局とは関係がありません。
海外で登録すること自体は、悪いことではありません。
問題は、トラブルになったときに日本語で話せる相手がいるかどうかです。
Envessa Marketsは金融庁に登録されているのか
金融庁の業者一覧にも、無登録業者の警告リストにも名前がありませんでした。
日本に住む人に向けて金融商品の取引を行うには、金融庁の登録が必要になります。
そこで、公表されている一覧を自分で開いて調べました。

金融庁の金融商品取引業者一覧を検索しても、両方の名前は出てきません。
無登録業者の警告リストにも、いまのところ載っていませんでした。
ただ、そのリストを開くと、同じアンジュアン島を所在地とする業者がいくつも並んでいます。
まだ載っていないことは、安全という意味にはなりません。
国内の上限は25倍でEnvessa Marketsは400倍
もう1つ、はっきり違うところがあります。

FXのレバレッジは、どの口座でも最大400倍です。
レバレッジとは、手元のお金の何倍まで取引できるかという倍率のことです。
日本で登録を受けた業者の場合、個人向けは25倍が上限と決められています。
400倍だと、相場が0.25%動くだけで元手が消える計算になります。
登録後に届いたメールにも、サービスを提供しない国が並んでいました。
EU、アメリカ、イラン、北朝鮮、ロシア、ミャンマー。
日本はその中に入っていません。
Envessa Marketsの手数料は?入金したあとに引かれるお金
入金は無料ですが、放っておくと毎月100ドルから500ドルが残高から引かれます。
広告には「最低40,000円」としか書かれていません。
そのあとの費用は、公式サイトの書類のほうに載っています。
1か月動かないと月100ドルから500ドルが引かれる
いちばん重いのが、この項目でした。

入金も出金も取引も1か月なければ、口座は「無活動」になります。
そこから引かれる金額が、月100ドル、250ドル、500ドルと上がっていきます。
40,000円を入れて放っておくと、数か月で残高がなくなる計算です。
ヤマト 「ほったらかしでいい」という広告と、いちばん噛み合わない条件でした。
出金手数料と返金の条件
出すときにも費用がかかります。

初回は無料ですが、本人確認が終わって1回以上取引していることが条件です。
2回目からはカードや電子ウォレットで3.5%、銀行送金で30ドルかかります。
返金についても、書類に条件が書いてありました。

Refunds will only be processed where a Client’s account has been funded and no trading activity has taken place.
Envessa Markets の返金およびキャンセルポリシーより
返金の対象は、入金したけれどまだ1回も取引していない口座だけです。
広告が売りにしているのは、AIが自動で取引を続ける仕組みでした。
つまり、動き出した時点でこの条件から外れます。
ヤマト 返金の窓が開いているのは、入金してから最初の取引が走るまでの間だけです。
止めるなら早いほうが、選べる手は多く残ります。
まだ入金していない方は、電話に出る前に一度、聞かせてください。
もう入れてしまった方も、下のボタンからいまどこまで進んだかを教えてください。
Envessa Marketsの口コミ・評判は?
実際に使った日本の利用者の声は、1件も見つかりませんでした。
やっぱり実際に使った人の話は気になりますよね。
英語のブローカー比較サイトには、紹介記事がいくつかあります。
そこでも詐欺と決めつけてはおらず、新しいブローカーとして中立に扱われていました。
ただしその記事にも、口コミサイトのページがなく利用者の評価は1件もないと書かれています。
日本語で検索しても、体験談は出てきません。
そのかわり出てくるのが、広告の中の「体験談」です。

1日目に4万円が6万3,000円になり、30日目に127万5,000円。
こういう数字が、名前と顔写真つきで並んでいます。
私のLINEにも、こんな相談が届いていました。
記事を見て登録したら、すぐに知らない番号から電話がかかってきました。日本語は少し不自然でしたが、今日中に入金すれば枠が確保できると言われて焦っています。
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可を得て掲載しています。
金融庁も、著名人になりすました投資広告の手口を公表しています。
有名人の名前と写真を使う流れは、そこで説明されているものとほぼ同じでした。
Envessa Marketsに苦情を出すとどこへ届くのか
最後の届け先は、コモロ連合アンジュアンの当局になります。
公式サイトには、苦情の手順がきちんと書いてあります。
受付から5日以内に受領を知らせ、30日以内に最終回答をする、という内容でした。
ここは、いい加減な作りではありません。
問題は、そこで解決しなかったときの相手です。

アンジュアン・オフショア金融庁のサイトとメールアドレスが載っています。
やり取りは英語で、時差もあります。
お問い合わせのページに出ている電話番号も、イギリスの国際番号が1つだけでした。
日本語で話せる窓口は、私が見た限りありません。
ヤマト お金を預ける前に、返してもらう側の道順を見ておくほうが確実です。
書類が整っていることと、困ったときに助けてもらえることは、別の話です。
Envessa Marketsに登録してしまった人がやること
入金がまだなら、電話に出ないことがいちばん確実です。
登録の段階で渡すのは、氏名とメールアドレスと電話番号だけになります。
ここまでならお金は1円も動いていません。
かかってくる電話は、入金まで案内するための連絡です。
出なければ話は進みません。
- 「必ず電話に出てください」と書かれた案内には従わない
- 締め切りやカウントダウンは開くたびに作り直される
- 入金してAIが1回でも取引すると返金の条件から外れる
すでに振り込んでしまった場合は、順番を間違えないほうがうまくいきます。
クレジットカードで払ったのなら、カード会社に支払いを止められる場合があります。

ちなみに広告の中で証拠として出ているのは、こうした画像です。
見ての通り、実際の入出金の記録ではなく作られたものでした。
公的機関のロゴを信頼の材料に使う流れは、以前調べたザイチェーンAIでも見ました。
そちらは金融庁のロゴを信頼の根拠として掲げていて、入力した情報は提携先のブローカーへ渡る作りでした。
どこまで進んだかで、次にできることは変わります。
一人で決める前に、私のLINEに今の状況を送ってください。
Envessa Marketsには関わらないほうがいい|まとめ
調べて分かったことは、この4つです。
すべての始まりは、この画面でした。

- 堀江貴文さんが連行されたという記事は新聞社のものではない
- 同じ作りの記事が、亡くなった久米宏さんの名前でも作られている
- 運営会社ができたのは2025年10月9日で、広告の時系列と合わない
- 1か月動かないと毎月100ドルから500ドルが残高から引かれる
金融庁の業者一覧と警告リストのどちらにも、この2社の名前はありませんでした。
以上から、この広告から口座を開くべきではありません。
海外の会社だから危ない、という話ではありません。
連れてこられた道筋が、最初から嘘だったという話です。
ヤマト 本当に中身のある商品なら、亡くなった方の名前を借りる必要がありません。
投資でお金を増やしたい気持ちそのものは、まったくおかしくありません。
危ないのは、その気持ちを狙って作られた記事のほうです。
名前と電話番号を入れてしまった段階でも、できることはあります。
下のボタンから、いま届いている連絡の内容を教えてください。
今回の記事は、新聞社のメニューの並びから写真の影の付き方まで作り込まれていました。
日付はその日のもので、書き起こしの時刻まで分単位で入っていました。
ここまで作られると、本物かどうかを画面の見た目で判断するのは無理があります。
広告の中の名前はDvukraldoでしたが、登録すると差出人がEnvessa Marketsに変わりました。
ヤマト 名前が入れ替わる部分は、外から眺めていても絶対に見えません😊
私は気になったサービスに自分で登録して、届くメールや書類まで見るようにしています。
投資を始めたい方も、いま見ているものが不安な方も、下のボタンから気軽にLINEしてください。
私が確かめた範囲は、全部お伝えします。

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