こんにちは、ヤマトです。
「たった2分で930万円」
そんな見出しの広告から、億のマスタープログラムFXという投資講座の案内が届きます。
案内役は「天才トレーダー」として紹介されている奥谷隆一さんです。
FXで一発逆転できるなら、と思って名前を検索した方が多いと思います。
奥谷隆一さんのFX投資は、私はおすすめしません。
ヤマト 私のLINEにも「この人の教材を前にも買ったことがある」という相談が届いています。
「奥谷隆一 評判」で検索して出てくるのは、教材ごとのレビューだけです。
この人が何年、どういう売り方を続けてきたのかまでは、なかなか出てきません。
申し込む前の方も、もう払ってしまった方も、いまの状況を送ってください。
奥谷隆一のFX投資は危険|結論
奥谷隆一さんのFX投資は、お金を出す前に手を止めてください。
ロジックそのものを評価している声はあります。
FX教材のレビューブログには、シグナルの出し方は理にかなっていると書かれたものもありました。
ただ、私が引っかかったのは手法ではなく、同じ売り文句が何年も使い回されていることです。
広告に出ている言葉を先に見てください。

「たった2分で930万円」「15連勝で280万円爆益」と並んでいます。
ヤマト ここまで景気のいい言葉が続くと、逆に中身のほうが心配になります。
この記事では、いま出ている講座だけでなく、奥谷隆一さんが過去に売ってきたFX商材が今どうなっているかまで確かめました。
同じ人物が繰り返し募集をかけている以上、そこを見ないと判断できないからです。
FXに限らず、お金のことで気になっていることがあれば聞いてください。
奥谷隆一とはどんな投資家なのか
奥谷隆一さんは、FXの教材を売る側として何度も名前が出ている人物です。
いま売られているFXツールの販売ページに、本人のプロフィールが載っています。

「兼業トレーダーとして毎月70万円、100万円と安定した利益を上げ続けている」と書かれています。
肩書きは株式会社SLTと合同会社プリブリッジの代表です。
「FXりう」というハンドルネームでも活動している、とも書かれていました。
この章では、経歴として出されている著書と、Wikipediaの中身を分けて確認します。
奥谷隆一の著書はすべてエクセルの本
著書があるのは事実ですが、投資の本は1冊もありません。
Wikipediaの一覧に載っているのは、2010年から2016年までの6冊です。
その6冊を並べたのが、この画面です。

『課長のためのエクセル再入門講座』『わずか5分で成果を上げる 実務直結のExcel術』と続きます。
本を出している事実はありますが、FXで稼いだ実績を示す本は1冊もありません。
ヤマト 著者であることと、FXで勝てることは別の話です。
肩書きも、Wikipediaでは「投資家、業務効率化コンサルタント」と並記されています。
では、そのWikipediaはどこまで信用できるのか。
奥谷隆一のWikipediaは出典が1件だけ
実績の裏づけとしては使えません。
記事を開くと、注意書きが2つ表示されます。
| 注意書き | 貼られた時期 |
|---|---|
| 独立記事作成の目安を満たしていないおそれがあります | 2016年11月 |
| 一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼って書かれています | 2017年11月 |
そして、記事についている出典は1件だけです。
その1件も、Amazonの著者紹介ページでした。
報道機関の記事も、第三者による検証も、出典としては付いていません。
9年近く注意書きが貼られたまま残っている記事です。
奥谷隆一の投資歴は20年と22年で食い違う
いま公開されている2つのページで、トレーダー歴が2年ずれています。
いま出ている億のマスタープログラムFXの広告では、投資歴20年と紹介されています。
一方、2015年から売られているFXツールの販売ページでは、トレーダーとしてのキャリアが22年と書かれていました。
ヤマト 11年前のページのほうが、2年長いことになっています。
2015年の時点で22年なら、いまは33年前後になっているはずです。
どちらのページも、今この瞬間に開けるものです。
年数が伸びるのではなく縮んでいるので、どちらかは売り文句として置かれた数字ということになります。
ここまでが人物像の話で、次からは売られているものの話になります。
奥谷隆一のFX商材は9年前から同じ売り方をしている
2015年に出たFXツールの販売ページが、いまも生きています。
商品名はFXスキャル・パーフェクトシグナルで、販売しているのはクロスリテイリング株式会社です。
そのページの一番上に出ているのが、この帯です。

「先着100名さま(残り44本)の募集です」と書かれています。
ヤマト 9年前に始まった募集が、まだ100名に達していないという話になります。
特定商取引法(ネット販売のルール)の表記を見ると、価格は29,800円(税込32,780円)でした。
返品と返金は受け付けておらず、クーリングオフも適用されないと書かれています。
この章では、その「残り◯本」と、ページに出ている実績の日付を確認します。
奥谷隆一の「先着100名」は減ったり増えたりしている
残り本数は、実際の残数ではありませんでした。
インターネットアーカイブに残っている過去のページを開くと、数字が動いています。
まず2017年11月の画面です。

このときは残り86本でした。
3か月後の2018年2月には、こうなります。

残り21本まで減っています。
ところが、その先が逆に増えるんです。
| 確認した日 | 表示 |
|---|---|
| 2017年11月8日 | 残り86本 |
| 2018年2月22日 | 残り21本 |
| 2019年9月24日 | 残り39本 |
| 2026年8月20日 | 残り44本 |
21本まで減ったものが、翌年には39本に戻っています。
売れた数を表示しているなら、増えることはありません。
急がせるための表示であって、在庫の話ではないということです。
同じページに出ている実績の日付も見てください。
奥谷隆一のFXツールの実績は2017年で止まっている
ページに載っている成績は、2017年12月が最後です。
年間の獲得pipsと、月ごとの成績が並んでいます。

2015年、2016年、そして2017年の1月から12月まで。
2018年以降の成績は、1つも載っていません。
ヤマト 安定して勝てているなら、去年の数字を出すのがいちばん早いはずです。
9年売り続けているのに、更新されているのは残り本数だけでした。
では、実際に使った人の評判はどうなのか。
奥谷隆一の評判はFX教材のレビューに残っている
奥谷隆一さんの評判は、良いものと悪いものがはっきり分かれています。
まず良いほうから出します。
FX教材を検証しているブログに、こう書かれていました。
1時間足のトレンド方向に5分足チャートでタイミングを測るロジックは、理に適っていて好きです
FX教材のレビューブログより
手法そのものを頭ごなしに否定する声ばかりではありません。
ヤマト トレンドに沿って入るという考え方自体は、まっとうなものです。
ただ、同じ記事の中で「シグナルどおりに運任せで続けると、どこかで痛い目を見る」とも書かれています。
販売ページ側が出している数字を見ると、その差がよく分かります。

「月に約1,000回」のチャンスがあり、勝率は7割から8割だと書かれています。
月1,000回のトレードで勝率8割なら、負けは月に200回です。
1回の負けをどこで切るかを決めないまま回数だけ増やせば、勝率が高くても資金は削れます。
私のLINEにも、奥谷隆一さんの過去のFX教材について相談が届いています。
無料だと思って登録したら、結局有料の教材を案内されました。勝率も期待していたほどではなく、正直がっかりしています。
LINE相談者さんより
「億」という言葉に惹かれて申し込みましたが、実際に使ってみると普通のFXの勉強とほとんど変わりませんでした。
LINE相談者さんより
※掲載については相談者さんの了解をいただいています
ここまでが過去の話で、次はいま募集されている講座の中身です。
奥谷隆一の億のマスタープログラムFXの中身
億のマスタープログラムFXは、1分足のスキャルピングをボタン操作で再現するという触れ込みのFX講座です。
広告に出ているのは、金額と手軽さだけです。

「知識・経験・学歴は関係ありません」と書かれています。
ヤマト ボタンを押すだけで1日1000万円近く動くなら、誰もが飛びつきますよね。
案内動画では、こんなテロップが出ます。

「メディア初公開の秘密手法」と書かれていますが、手法の名前も中身もここでは明かされません。
数字だけが先に出て、根拠の説明が後回しになっています。
その数字が本当かどうかは、実績の画面で確かめられます。
奥谷隆一が出したFXの実績を検証する
実績として出された金額には、負けたトレードが混ざっています。
広告では「たった1日のトレードで73万8473円の利益」と紹介されています。
その内訳が、この取引明細です。

見ての通り、明細の中にマイナス4万4,500円の行があります。
勝った分だけを足した数字ではない、というのは正直な作りだと思います。
それなのに、広告の見出しは「15連勝」。
負けが含まれている明細を出しながら、見出しでは連勝と書いているところが噛み合っていません。
金額のほうも、同じ広告の中で数字が変わります。
見出しに大きく出ているのは「たった2分で930万円」です。
ところが本文まで読むと、「最短2分で920万円!さらに連日703万円、1149万円を」と書かれています。
同じページの中で、930万円と920万円が並んでいます。
10万円の差なので、たいていは読み飛ばしてしまうでしょう。
ただ、看板にする数字を10万円単位で間違える広告を、実績の裏づけとしては受け取れません。
この実績を見せられたあと、案内はLINEへ移ります。
奥谷隆一のLINEに登録すると届く投資講座の案内
登録すると、無料の投資講座を全3回で届けるという案内が届きます。
登録先は「奥谷隆一【公式】」という名前のアカウントです。

登録した時点では、それ以上の説明はありません。
続いて届くのが、講座の案内です。

第1回は8月21日の13時からと書かれています。
この案内には、1つ食い違っているところがありました。
奥谷隆一の講座の開始日が予告と案内で食い違っている
広告に書かれていた開始日と、LINEで届いた開始日が違います。
広告ページの下に出ていたのは、こちらです。

8月17日(月)お昼12時スタートと書かれています。
LINEでは8月21日の13時、広告では8月17日の12時。
4日ずれています。
ヤマト 日付が動く募集は、締め切りにも意味がないということです。
では、この講座を売っている会社はどこなのか。
奥谷隆一のFXを売る株式会社Logical Forexを調査
運営会社は実在します。
ここは正当に評価していい点です。
特定商取引法の表記に書かれていたのが、この内容です。

| 確認した項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Logical Forex |
| 法人番号 | 5011101065281 |
| 責任者 | 工藤総一郎 |
| 所在地 | 東京都墨田区錦糸一丁目2番1号 |
| 電話 | 03-6240-4430 |
国税庁の法人番号公表サイトの変更履歴を見ると、法人番号5011101065281で登記されていました。
登記上の住所も、表記と一致しています。
ヤマト 住所を隠していない会社なので、そこを叩くつもりはありません。
ひとつ気になったのは、令和2年7月21日にグローバル・ロイズ株式会社から商号を変えていることです。
その約2か月後の9月10日に、新宿区西新宿から現在の墨田区へ移っています。
なお金融庁の無登録業者リストも確認しましたが、この会社も奥谷隆一さんの名前も載っていません。
載っていないから安全、という話ではないので、判断材料の1つとして受け取ってください。
奥谷隆一の無料講座の先にある価格は32万7,800円
無料講座の先には、税込32万7,800円の講座があります。
同じ販売元が出している有料版の特定商取引法の表記に、金額が書かれていました。
商品名は「奥谷式・億のマスタープログラム・アカデミー」です。
| 確認した項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | 298,000円(税込327,800円) |
| 払い方 | クレジットカードか銀行振込 |
| 受け取り | infotopのマイページから案内書をダウンロード |
ヤマト 2015年のツールが3万円台だったので、10倍の値段になっています。
返金保証も書かれていますが、条件が限られています。
遠隔サポートを3回使ってもツールを導入できなかった場合だけ、30日以内に返金とありました。
稼げなかったことは、返金の対象になっていません。
学ぶためにお金を払うこと自体は、悪いことではありません。
ただ、9年前のツールの実績が2017年で止まったままなら、32万円分の中身が何なのかは自分で確かめる必要があります。
払う前でも、払ったあとでも、いまの状況をそのまま送ってください。
奥谷隆一のFX投資には手を出すべきではない|まとめ
奥谷隆一さんについて調べた内容を、まとめます。

- 9年前のツールが今も同じ帯で募集されている
- 残り本数が減ったあとに増えている
- 実績の表示は2017年12月で止まっている
- 講座の開始日が広告とLINEで4日ずれる
- 無料講座の先は税込32万7,800円
以上から、奥谷隆一さんのFX投資には手を出すべきではありません。
会社が実在し、住所も電話番号も表記されている点は、正当に評価できます。
ロジックを評価している検証ブログがあるのも本当のことです。
ヤマト 私が引っかかったのは、9年間ずっと同じ言葉で募集が続いているところです。
FXで増やしたい気持ちを否定するつもりはありません。
ただ、去年の成績を出せない相手に、32万円を先に払う理由がないだけです。
私は、億を狙えるツールを持っているわけではありません。
ただ、自分の手で試して、何か月も続けられたやり方なら、いくつかお伝えできます。
「無料講座に登録したところで止まっている」
「過去にこの人の教材を買ったことがある」
どちらの方も、いま止まっている場所を書いて送ってください。
私も昔、限定という言葉に押されて、中身を確かめないまま申し込んだことがあります。
そこから抜けるまでに、ずいぶん遠回りをしました。
その経験があるので、どこで人が引っかかるのかは、だいたい分かります。
いま急ぎの用がない方は、友だち追加だけで構いません。
調べ終わったものや、私がいま続けているやり方を、そのまま流しています。
ヤマト 「どんな副業やってるんですか」くらいの一言でも大丈夫です。いつでも味方です😊
ひとこと入れてもらえるほうが、その方に合う話を返しやすくなります。

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